この本に出会ったのが、
なぜだったか分からない。
「マヤナッツ」というワードを
どこかで見かけて、或いは夢にみたのか、
どこからか聞こえたものなのかも分からない。
気づいたら、調べていて
気づいたら、手元に届いた本。
何も分からないままの出会いなのに、
確かに分かっていた。
私の内なるスピリットはいつも分かっていた。
いつか交わした約束のように。
一人の日本人女性が、
人間の所為で燃やされていく森を守りたいという
強い情熱に突き動かされて、
挫折を重ねながら、泣きながら、
恐れや嫉妬、不安を抱きながら、祈りながら。
信念を貫き、行動していく。
だからこそ、読む者の心を打ち、
親近感を持ち、
自らのミッションや人生と
重ねられるのだろう。
それが各々に学び、成長を促すのだろう。
とにかく、私もついに変革の時なのだと
強く受け止めた。
逃げ回ってきたけれども、
気づかないようにしてきたけれども、
自分を生きる時がきたと感じた。
体の中心から脈動ともに
体中にエネルギーが駆け巡るような感覚とともに
一気に本を読み進めた。
読み進める途中で、
下腹部が、火傷するくらいに熱くなり焦った。
自らのスピリットが、
もう目覚めたのなら、ミッションを生きよと
ちょっと怒ったかのような熱さだった。
反省だ。
表紙の帯には、
森が燃える。そこから始まった。
とあった。
それなら、こうだ。
この本を読んだ。そこから始まった。
必要な人に
必要なタイミングで届く本だと思う。
不思議なのだが、分かってはいても
それ以上の説明が、言葉が追いつかない。
魂が目覚めても、
使命を生きることに
どうしても一歩踏み出せないときに
力をくれるそんな本だと思う。
(A.O)
遠い日の約束を思い出す